収益認識に関する会計基準の強制適用を見据えると、「参考にしたい他社事例」を知りたいですよね。そこで今回は、おすすめの参考他社事例を、わかりやすく簡単に解説しました。
収益認識会計基準のおすすめ参考他社事例
IFRS15号の適用事例がおすすめ
収益認識会計基準の先行適用が始まっていますが、まだ事例数は多くありません。
一方でIFRS15号の適用はすでにはじまっていて、IFRSを適用している会社数は166社にのぼっています。
全般的にIFRSは注記が充実しているので、「参考事例」として利用するにはもってこいです。
会計基準間でまだ差異は残っていますが、IFRS15号と収益認識会計基準の間には大きな差異はないからです。
ただし、注記の仕方は会社の意識次第という側面もあるので、積極的な開示姿勢の会社もあれば「必要最低限」の開示にとどめる会社もあります。
そこで、当ブログでは、収益認識会計基準の導入準備を進める上で参考にしたいおすすめの参考事例を紹介します。
株式会社クボタ
【収益認識会計基準をわかりやすく簡単に72🤔】
✅他社事例の紹介
→まずはIFRS15号事例をチェック👀✅おすすめ事例(1)
クボタ✅有報参考ページと論点は?
P62
・引渡基準
・進行基準
・変動対価
・金融要素P88
・履行義務の内容P89
・残存履行義務へ配分した取引価格 pic.twitter.com/M0UBbGVoY8— 内田正剛@会計をわかりやすく簡単に (@uchida016_ac) 2019年6月5日
最新の有価証券報告書は2018年12月期のものなので、上記のツイートも同年度の有価証券報告書のページです。
クボタの事例で特に注目したいのは、履行義務の内容や残存履行義務へ配分した取引価格に関する箇所です (P88-89)。
履行義務に関する事例は少ない中で、考え方が垣間見える当事例は、収益認識会計基準の導入準備にあたって是非とも参考にしたい事例です。
【次の記事】 |
More from my site