連結決算の基本的なしくみは足して引く!連結会計をわかりやすく簡単に!

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「連結会計ってちょっとむつかしい」って、正直思いますよね。そんなときは、連結決算の基本を思い返してみましょう。「足してから引く」のが連結会計の基本的なしくみなので、その意味や考え方わかりやすく簡単に解説します。







連結会計の基本は「足して」から「引く」

まずは「足す」

連結会計(=連結財務諸表)は「グループの決算書」なので、グループ各社の貸借対照表と損益計算書を「足す」ことから始めます。

足すことで、グループ全体での資産や負債の金額がわかるからです。

親会社の決算書だけ見ていても、グループ全体の財政状態や経営成績は見えてきません。

そして「引く」

取引高と債権債務

単純に「足す」だけでは、出てきた数値は「過大に」なっています。

連結会社間での取引高が「売上高」や「売上原価」に入っていますし、「売掛金」や「買掛金」にも、連結会社に対するものがあるでしょう。

これらを「引く」ことをしないと、例えば「自分の右のポケットから左のポケットへ動かしただけ」で、売上が増えたりして実態とは乖離してしまうのです。

連結財務諸表は、「連結会社以外の会社との取引のみを反映」したものでないといけません。

連結会社がつけた利益も「引く」

連結会社間といっても、自分の会社とは別の会社です。

儲けることを目的にしている以上、商品や製品には利益をくっつけます。

でも、連結グループの観点から見ると、この利益は「内部の取引でついたもの」です。

つまりこの利益は、連結グループの観点から作る決算書に載ってきてはいけない利益です。

利益の金額だけ、まだグループ外部へ売れていない商品・製品の金額も大きくなっているので、「引く」必要があります。

過去の損益も利益剰余金から「引く&足す」

連結決算書は、連結決算書独自の帳簿を作るわけではありません。

毎年、連結会社の決算書を「足す」ことから連結決算書を作ります。

当然ながら、各連結会社の決算書には、「前年度までの連結決算での処理内容」は反映されていません。

つまり、過去に連結決算書上で足し引きした損益は、単純に連結会社の決算書を「足した」だけでは、「去年までの連結決算の調整内容」が反映されていないのです。

なので、去年までの連結決算の処理内容で「損益に影響のあるもの」は、連結決算を始めるときに「足す」「引く」しておく必要があります。

但し、今年の損益ではないので、「利益剰余金」で調整することになります。

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