税理士が自分の確定申告をmacで電子申告する方法をわかりやすく!

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「電子申告しないと青色申告特別控除が55万円になってしまう!」macユーザーの税理士でこれま で電子申告してこなかった方はどうしたらいいか迷いますよね。今回は、 macユーザーの税理士の方が、自分の確定申告を電子申告(e-tax)する方法をわかりやすく解説します。

税理士が自分の確定申告をmacで電子申告する方法をわかりやすく解説!

方法は4つある

macユーザーの税理士の方が電子申告(e-tax)をするには、方法が3つあります。

出典:確定申告書等作成コーナー

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」の画面に沿って、順に解説していきますね。

なお、電話の問い合わせ窓口は以下の2つがありますが、どちらも時間のコスパがあまり良くないので、特別な知り合いの方がいない限りは、あまりおすすめできません。

  • e-taxのヘルプデスク
  • 税務署へ電話する

ヘルプデスクは、確定申告期には少なからずバイトっぽい人が電話応対スタッフにいるので、当たり外れがあります。

税務署へ直接電話すると、「税理士がどうやって使うかは試したことがないからわからない」という回答をされる傾向があります(まぁ当然ですが)。

マイナンバーカード方式 (方法その1)

マイナンバーカードを持っていて既に使える状態になっているのなら、この方法を使います

なお、いまからマイナンバーカードを作ることを検討している方は、 カードができるまで時間がかるので、おすすめの方法ではありません。

ID・パスワード方式 (方法その2)

「マイナンバーカードを作ってないけど時間がない」という税理士の方向けの方法です。 但し、税務署へ直接出向いて本人確認などの手続きを済ませないと発行してもらえません。

「ご時勢だから、密になりそうな税務署へ行くのは避けたいなぁ・・・」という方は、この方法はやめておいた方がいいでしょう。

税理士会の電子証明書を使う方法 (方法その3)

電子証明書が使えるようになるまで

「とりあえず、税理士会の電子証明書を取ってあったんだけど」という税理士の方は、この方法があります。

なお以下では、税理士会の電子証明書カードを入手後の準備作業(受領書の送信など)が終わっている 前提での解説になります。

出典:税理士会のウェブサイト

電子証明書を使うには「管理ツール」というのをダウンロード&インストールする必要があるので、 ダウンロードというボタンをクリックして進んでいきます。

そうすると、パスワードなどの入力が求められます。 パスワードは、スクショにある税理士会の電子認証課へ問い合わせると教えてもらえます。

macユーザーの税理士にとって問題は、ダウンロードした後に訪れます。

ダウンロードしてダブルクリックすると、インストールが進まないのです。

よく見ると、管理ツールはWindowsユーザーしか使えない のです。

「えーっ、macユーザーは使えないの?」

表向きはそうなのですが、裏技があります(但し自己責任で)。

その裏技は、「Macの中にWindowsを使える環境を作る」です。

そのためには、Parallels desktopというソフトが必要です。

このソフトをmacへインストールすると、Windowsをmacへインストールできる環境になります。

あとは、WindowsソフトをMacへインストールすれば、Macの中でWindowsが使えます。

あとは、先ほどの税理士会の電子証明書の説明に従って、管理ソフトのインストールなどへ進んでいきます。

なお、電子証明書のカードリーダーも必要になります。 僕が使っているのはこの商品で、2,500円ほどです。

e-taxを使う

「やっと電子証明書が使えるようになった!」と思って確定申告書等作成コーナーの画面を見てみると、どこをクリックしたらいいのかわかりませんよね。

「マイナンバーカード方式かな?」と思って進んでみると、4桁の番号を入力というところで先へ進めなくなってしまいます。

つまり「マイナンバーカード方式」は、本当にマイナンバーカードしか使えないのです。

そこで、ページの下へ目を移すと、税理士の方が代理送信を行う場合はこちらと書かれています。

ここが、税理士が自分で申告する場合にe-taxを使うページへ進む入り口というわけです。

「自分の申告を税理士の自分が代理送信する」的なイメージです。

税理士会の電子証明書がうまく使える設定になっていれば、最終的に「マイナンバー」「電子証明 書」のどちらかを選択する画面へ進めます。

なお、e-taxではmacOSやSafariの推奨環境があるので、e-taxのサイトで確認して下さい。

【e-taxのサイト】

クラウド会計ソフトfreeeをつかう (方法その4)

macユーザーの税理士の方が、e-taxを使わなくても電子申告をする方法があります。 それが、クラウド会計ソフトfreeeを使う方法です。

但しさすがに無料コースでは電子申告はできないので、1ヶ月だけでも有料コースへ申し込む必要があります(1,200円くらい)。

なお、マイナンバーカードならmac用のドライバがありますが、税理士会の電子証明書だと(方法 その3)と同じ話になるので、注意して下さい。

ググってみても国税庁のe-taxページばかりで、なかなか痒いところに手が届く記事はないので、何かの参考になれば幸いです。

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