「在庫リスクって何?」「どんなリスク?」「なぜ収益認識で出てくるの?」収益認識の検討をしていたら時々出てくる在庫リスクですが、気になっちゃいますよね。そこで収益認識会計基準をわかりやすく簡単に解説するシリーズの今回は、在庫リスクを解説します。
収益認識の在庫リスクをわかりやすく簡単に解説【超入門初心者向け】
在庫リスクは、在庫を持っていたら負担するコスト(保管料や保険料など)や陳腐化の経済負担を負う状況にあることです📖
収益認識的には、支配してたら在庫リスク負う可能性高いよね的な視点で見ています👀
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— 内田正剛@会計をわかりやすく簡単に (@uchida016) September 17, 2021
在庫を持っていたら、いろんなコストが発生します。
保管する倉庫のスペースを借りるお金や、火災保険料などが考えられます。
そのほかにも、陳腐化して廃棄する必要が生じた場合に廃棄コストの負担も在庫リスクの1つです。
収益認識会計基準は「資産の支配がお客さんへ移転したら売上」という発想でルール決めされてますが、3者以上がかかわる取引で誰が売主なのかを判定するときにも在庫リスクが出てきます。
「本人代理人」というトピックです。
本人代理人の判定での在庫リスク
在庫リスクは収益認識の本人代理人の検討で出てきます📖
顧客へ引き渡す前と後に注目していて
どちらかで在庫リスクを負担していたら、本人に該当する可能性があるという見方をしています🔍ブログhttps://t.co/NSpTKgmZkd#収益認識 #在庫リスク #図解 #わかりやすく #ucd pic.twitter.com/ekdHCyu5hm
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収益認識の本人代理人の検討で出てくる3つの指標のうちの1つが、「在庫リスク」です。
お客さんへ商品を提供する「前」と「後」に注目して、規定が定められています。
商品を提供する前
商品をお客さんへ提供する前に商品を支配していたら、いろんなコストやリスクを負います。
例えば、保管コストや在庫にかける火災保険料、そして陳腐化に伴う廃棄コストの可能性を負担しているケースが多いでしょう。
だから、お客さんへ商品を提供する前に在庫リスクを負担していたら、その人は本人の可能性がたかいですよねという発想です。
商品を提供した後
お客さんが返品権を持っていて、権利を行使したときのことを考えます。
当然ながら、あらかじめ決まっている人へ商品が返品されて、その人は在庫リスクを負うことになります。
そんなリスクを負っているのなら、その人は本人の可能性がありますよねという考え方です。
今回のブログはここまでです。
収益認識会計のブログは他にも色々書いていますので、ご興味があれば是非読んでみてください。