「インプット」「アウトプット」「重要な統合サービス」って収益認識に関する会計基準で出てきますが、理解しにくいですよね。今回は、それぞれの用語をわかりやすく簡単に解説しました。
インプットとアウトプット
【収益認識会計基準の基本をわかりやすく簡単に56🤔】
✅インプットとアウトプットがわかりにくい😥
→例で考えるとイメージしやすい💡✅例:新製品を開発
インプット→設計や製造
アウトプット→できあがった新製品✅重要な統合サービスって?
改善点を把握したり設計しなおしたり pic.twitter.com/qYTtQhcusz— 内田正剛@会計をわかりやすく簡単に (@uchida016_ac) 2019年5月24日
インプット
収益認識会計基準では、「別個の履行義務」を判定するときに「インプット」とか「アウトプット」という用語が出てきます。
なんとなくイメージできても、がっちり理解がしにくい用語です。
こういったときは、例を見てから「用語の定義」を読むと理解が進みます。
例えば、何かの新商品を開発する場合を考えてみましょう。
新製品を開発するときは「設計」「材料」「製造」などが必要ですが、成果物を作るために投入するすべてのものを「インプット」といいます。
つまり、それ自体が成果物ではなく、結果的に(目に見えるかどうかはともかく)成果物の一部になるものが「インプット」です。
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アウトプット
成果物やできあがったもののことです。
買主と取り交わした約束で、買主から「〇〇がほしい」といわれたもの・サービスのことですが、失敗作のものもアウトプットに含まれます。
重要な統合サービス
「え、インプットとアウトプット以外に何かあるの?」って思ってしまうかもしれませんが、あるんです。
例えば新製品の開発でも、「設計して材料持ってきて製造したらはい終わり」ではないですよね。
試作してみたけど、なんだかイメージと違っているから作り直しみたいな。
試作した後に、改善点を把握したり、進捗を管理する作業が入ってきます。
つまり、成果物を作るための潤滑油的な作業のことです。
このような作業のことを、「重要な統合サービス」とよんでいます。
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