インプットとアウトプットと重要な統合サービス?収益認識基準を簡単に

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「インプット」「アウトプット」「重要な統合サービス」って収益認識に関する会計基準で出てきますが、理解しにくいですよね。今回は、それぞれの用語をわかりやすく簡単に解説しました。

インプットとアウトプット

インプット

収益認識会計基準では、「別個の履行義務」を判定するときに「インプット」とか「アウトプット」という用語が出てきます。

なんとなくイメージできても、がっちり理解がしにくい用語です。

こういったときは、例を見てから「用語の定義」を読むと理解が進みます。

例えば、何かの新商品を開発する場合を考えてみましょう。

新製品を開発するときは「設計」「材料」「製造」などが必要ですが、成果物を作るために投入するすべてのものを「インプット」といいます。

つまり、それ自体が成果物ではなく、結果的に(目に見えるかどうかはともかく)成果物の一部になるものが「インプット」です。

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アウトプット

成果物やできあがったもののことです。

買主と取り交わした約束で、買主から「〇〇がほしい」といわれたもの・サービスのことですが、失敗作のものもアウトプットに含まれます。

重要な統合サービス

「え、インプットとアウトプット以外に何かあるの?」って思ってしまうかもしれませんが、あるんです。

例えば新製品の開発でも、「設計して材料持ってきて製造したらはい終わり」ではないですよね。

試作してみたけど、なんだかイメージと違っているから作り直しみたいな。

試作した後に、改善点を把握したり、進捗を管理する作業が入ってきます。

つまり、成果物を作るための潤滑油的な作業のことです。

このような作業のことを、「重要な統合サービス」とよんでいます。

【次の記事】

重要な統合サービスとは?収益認識会計基準をわかりやすく簡単に

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