独立販売価格とは何で注意点は?収益認識会計基準をわかりやすく簡単に

収益認識に関する会計基準の「取引価格の配分」で出てくる用語の「独立販売価格」とは何でしょうか?今回は、独立販売価格の注意点をわかりやすく簡単に解説します。

独立販売価格とは?注意点は?

単独で販売した時の価格

商品の販売を伸ばすために、セットで販売するときに「値引き」をすることがあります。

こういった要素を除外した、「単独でその商品を販売するとしたらつける値段」のことを「独立販売価格」といいます。

注意点は?

「合理的な見積もり」と「一貫性」が求められますが、イメージがつかみにくいので、それぞれ解説してきます。

合理的な見積もり?

手に入るはずの情報をすべて入手して、可能な限り最善の見積もりをするということです。

「〇〇の方法を採用すると損だから△△にしよう」というような、「見積もる人の都合によって変わる」ことは認められません。

また、「面倒だから〇〇はやらなかった」というようなことも認められません。

見積もるにあたっては、「最善を尽くす」ことが求められています。

一貫性?

「去年は〇〇という方法で見積もったけど、今年は△△という方法で見積もろう」といったやり方は、認められないということです。

状況が同じであれば、過去から継続した同じ方法で見積もる必要があります。

【次の記事】

取引価格をわかりやすく簡単に解説!収益認識会計基準のきほん

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